インターナショナル・フォスターケア・アライアンス

今年も米国のユースが来日します!日米ユース・サミットのテーマは『ユース・アドボカシー』です

日本とアメリカの児童養護施設や里親家庭で育った若者たちによるプログラム

ユース・アドボカシーとは?

今年の「日米ユース・サミット」のテーマは ”ユース・アドボカシー”です。アメリカで当事者の権利擁護活動に参加してきた若者2名が初来日します。自分たちの住む地域で児童福祉を取り巻く問題を解決し、州や連邦のレベルで法律や制度を変えて行った経験を力強く語ります。[ 英語発表部分は逐次通訳あり ]

当事者の声を伝え続けてきたIFCA の日本ユースたちは、現在、日本の4つの地域で支部を立ち上げ、活動しています。かれらは来年2月、TOMODACHI イニシアチブとのパートナーシップのもとで、全米規模のユース組織と本格的な協働を始めます。その準備として、年間を通じてリーダーシップを育成するプログラムを作成・実践してきました。

このサミットでは、IFCA ユースたちの活動の根底にある考え方、目的や内容、そしてユースボイスを最大限に生かすためのツールについて、知ることができます。

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日時:11月4日(月・祝日) 午後12時45分開場 1時15分から4時15分まで 会場: 新宿エステック情報ビル 21階 会議室A [東京都新宿区西新宿1-24-1]
参加費:500円 [ フォスターユースは参加費無料です。]
定員:100名 ★ 会場にて、自立支援やユースの権利擁護にかんする資料を用意しています。
お問い合わせ:info@ifcaseattle.org
申し込みURL: https://kokucheese.com/event/index/579202/

イベントチラシのURL :  https://documentcloud.adobe.com/link/review?uri=urn%3Aaaid%3Ascds%3AUS%3A94f9c349-09b4-439e-adc5-48f8673ef263

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◎米国ユースたちの紹介

Makayla Jamesマケイラ・ジェームス(24歳)は、米国で31年の歴史を持つユース・アドボカシーの団体、カリフォルニア・ユース・コネクション(CYC)の北部支部コーディネーターです。当事者ユースとして、この団体の活動に参加してから、後輩ユースを立派なアドボケイトに育て、かれらとともに、地域の社会的養護の問題を解決することに力を注いできました。
カリフォルニア州下院法案12条(措置延長にかんする法案)の可決に大きな影響を与えた行動力のあるリーダーとして、多くの人から信頼されています。
マケイラは、きょうだいの面倒をみながら、カリフォルニア州立大学チコ校で、ソーシャルワークの学位を取得しました。将来は大学院に進んで、社会福祉と法学を学ぶことを目指しています。
このユース・サミットでは、CYC の「ユース・アドボカシー」の年間を通じた活動サイクルと、ユースの声を原動力として、群と州のレベルで、社会的養護を変革する方法を、
段階を追って説明します。

Brittney Barrosブリタニー・バロス(21歳) は、ネグレクトが原因で11歳の時に保護された後、家庭復帰、グループ施設、里親家庭など、さまざまな社会的養護を経験しました。16歳になった時、親族が後見人となり、親権は実の母親から祖母へと移りました。今もなお、きょうだいと離れ離れになったことが原因で苦労は続いていますが、いつかまた一緒に暮らす夢を持っています。現在は、東ミシガン大学でソーシャルワークを専攻し、オゾン・ハウスという非営利団体で働くほか、自身のホームレスになった経験を生かして、地域でホームレス・ユースを支援する活動に加わっています。ミシガン・ユース・オポチュニティ・イニシアチブ(MYOI)という団体の代表として、社会的養護にある子どもの声を代弁しています。
このユース・サミットでは、ミシガン州のユース顧問委員会の立ち上げにかかわった経験を生かして、これから日本の若者たちが行政のあらゆるレベルにおいて効果的な「ユース委員会」を形成できるように、そのステップを解説します。

粟津美穂 IFCA エグゼクティブ・ディレクター
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International Foster Care Alliance [IFCA] 501 (C)3 ■ info@ifcaseattle.org
Connecting Foster Youth, Caregivers and Child Welfare Professionals Overseas ■ www.ifcaseattle.org
第6回『日米ユース・サミット』は、TOMODACHI イニシアチブとのパートナーシップによって実現しました。 心より感謝申し上げます。